楽しい楽しいレゾナ学 その①

 

なんの因果かレゾナについて考察してみるよ。

所詮は1プレイヤーの呟きであるから、意見は多々あると思うけれど、多目に見てもらえると嬉しいな。

 

1 レゾナとは


<基本のお話>
構築の段階でメインデッキではなく、ルリグデッキに入れ、それぞれの出現条件を満たす(場、手札、エナからトラッシュに送る)ことでシグニゾーンに出すことができるシグニ。デザインのコンセプトは、(恐らく)「生きた(繰り返し使うことのできる)アーツ」
バニッシュされてもルリグデッキに戻るので、出現条件を満たせば再度場に出すことができる。
アーツの枠を割き、シグニを2体以上コストとして消費するためか、レゾナは記載されているレベルよりも若干パワーなどが上方修正されている(レベル4ならば大体15000)
効果はそれぞれ強烈なものが多く、「白羅星 サタン」のようなルールに介入し盤面を制圧する能力や、「黒幻蟲 オオグソク【FA】」のように一撃で盤面を壊滅させる能力、「緑弐ノ遊 スイングライド」のような序盤からゲームを優位にしていけるレゾナなどが存在している(一例です)

 
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<デメリットのお話>

いきなりデメリットの話から入るのもどうかと思うけど、今の環境どうしてもこちらが目につくだろうから、先に話しておこう。
レゾナは場以外の領域に移動するとルリグデッキ(状況、効果によってはルリグトラッシュ)に戻るためバニッシュ、エナチャージをしてもエナは増えない。これは場や手札を消費して出すことを条件とするレゾナの大きなデメリットであり、これを克服するデッキ構築を求められる(そのため、STルリグレベル4はエナチャージ能力を有している)
しかし、レゾナ最大のデメリットは『シグニである』と言う点。
どんなに強烈な効果を持っていても、ルリグのレベルが上がらなければ出すことができない。
また、シグニを対象とする効果によってバニッシュされたり無効にされたりする。シグニであるため殴れば倒せる。盤面の状況やリミットにも影響され、『そもそも出すことができない』などの状況もしばしば存在する。
このため、アーツの一つでありながら、タイミングがアーツよりシビアと言うことができると思う。

 

<楽しいレゾナ学>
とまぁ、真面目に話したところで全員知ってるだろうから、まずは始めにしるくさんが思う最もデザインが良いレゾナを紹介しようと思う。
『ダークアート †M・G・T†』

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条件は青、黒の電機2体。出現で青か黒のスペルのサルベージ。アタックフェイズ開始時に手札からスペルを捨ててダウン凍結。
恐らく、彼女が「強い」と言うことは使用者、対戦相手が感じるところだと思う。では、どこが強いのか。出現条件? 出現効果? 常在効果?
どれも良い点であるが、これまでのレゾナから考えるに、最も優れた点はレベルであると思う。
彼女はレベル3。つまり、これまでのレゾナ組のフィニッシャーより1ターン早く出てくる。更に、アタックフェイズ毎に(コストが賄えれば)使い続けられる効果を持つため、エナチャージで無理にどかす必要がない(サルベージ効果が使いたければどかせばよい)。ルリグがレベル4に上がった後も、他のレベル4を邪魔することなく、443の並びで盤面を作ることができる。
これが、生きたアーツであるレゾナとしては最も望ましい『強い出現能力を持ち』『盤面に残っても仕事をし』『メインデッキの邪魔をしない』と言う点を満たす、優れたデザインであると思われる。
正直彼女の効果は完璧すぎるし、元となってるMGTから始動すると、†SC†を釣り上げて(うまくスペルが落ちれば)1ドローしてからレゾナできる。するとどうだろう。手札が増える。下準備が多少必要とはいえ、トラッシュに†SC†を置いておくことは別に苦行ではないし、別にGBを釣り上げて、効果を使い終わった†ARCA†とレゾナさせてもよいのだ。

 

現在専用のレゾナ(強化体レゾナ<V@Cなど>以外)を持つルリグはサシェ、ミュウ、アイヤイ(ステアード組)、ピルルク、ユキ、緑姫、エルドラ、ユヅキ、カーニバルとなるわけであるが、ステアード組との違いはなにか…………と言うところで次回に続く。